ドナドナ
切なく儚い曲を量産し続けているV系バンドPlastic treeの10thアルバム
ドナドナの意味がわからなかったけど調べてみると意味が色々あり特定出来なかったが不気味な単語だ(笑)
2曲目の梟はシングルカットもされており、激しい演奏でかっこよさを見せながらもプラの儚い世界観が盛り込まれている!
文学的で独特なプラの歌詞が大好きなのだがこの曲も例外なく素晴らしい!名曲!
オリコンランキングでは初登場9位をマークし自身最高位を記録した
ロックな演奏でノリがいい+切ない歌詞とメロディーのこの曲はプラを知らない人にも魅力が伝わりやすい1曲だ!
3曲目のエとセとラは本来ならエトセトラのはずなのだが言葉遊びがされている(笑)
途中テンポが変則的になったりおもしろい
5曲目コンセント…---…はまるでPerfumeの楽曲のような電子音が特徴的だ
7曲目のサナトリウムはプラの王道中の王道!
アコギをバックに物静かな演奏の中、竜太郎の切なく深い歌詞と浮遊感ある儚い歌声がものすごくマッチする!
PVの出来もよくYouTubeなどにあるのでぜひオススメしたい
サナトリウムは元々結核などの人が入る長期療養所なのだがこの曲は精神的な療養を意味しているように私は感じた
今回のアルバムは梟とサナトリウムが特に素晴らしい!2曲ともシングルなのだが(笑)
アルバムとして聴くとやはり前作のウツセミが素晴らしかっただけに今作は劣っているように感じた
電子音をふんだんに使用したり新しいことに挑戦してゆくのもいいのだが
プラとして長い間築きあげてきた世界観を大事にしてほしい
満足度:80点
お気に入りの曲:梟、sunset bloody sunset、サナトリウム
- アーティスト: Plastic Tree
- 出版社/メーカー: ユニバーサルJ
- 発売日: 2009/12/23
- メディア: CD
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UROBOROS [Remastered & Expanded]
ビジュアル系メタルバンドとして海外でも実績を築きつつあった中、リリースされたDIR EN GREYの7thアルバム
初めに結論を言うと今作UROBOROSは邦楽史上に名を残すであろう名盤だ!!!
海外でもそこそこ売れたようで、米国ビルボードランキングにもランクインした(ラウドネス以来ランクインした日本のバンドはいない)
音楽性としては前作でよりラウドなメタル路線に完全にシフトしたのだが、そこに宗教的世界観、京のより高音化したメロディーラインや今作からはグロウルやホイッスル使用も増えている
1曲目のSA BIRは混沌とした世界観へ一気に引き込んでくれるインスト
2曲目にしていきなり今回のアルバムの核となる曲…VINUSHKAである
いきなりこの9分超えという長尺曲を持ってきたのには意味があるようで、この曲を越えることによってようやくUROBOROSに入れるということらしい(笑)
さて、そんなVINUSHKAだがクオリティとして申し分なくしっかり構成されていることによって9分間飽きさせない…中盤の疾走パートは怒涛の攻めを見せ、1回落ち着いたところでまさかの太鼓によるドラミング、そして感動の大サビからの感情むき出しの疾走パートへ…
PVが原爆と絡められており、意図したかはわからないが歌詞の中にもそういうことを匂わせる部分が多い
「価値を見出せず首くくり13階段手を叩き馴れ合う人 女々しい思想に混ざり傷つけるそんな君がなんだか悲しすぎる」
この大サビの部分が素晴らしい…感動する!!
VINUSHKAはディルの全楽曲の中で1番好きだし、今まで聴いてきた曲の中でも1番好きかもしれない…もはや曲ではなくひとつの物語だと思っている!(笑)
8曲目の冷血なりなりせばは疾走感のあるメタルっぽい曲なのだが中盤にお経が入る(笑)なんともこういうところがディルらしいし個性は大事だ!
13曲目の凱歌、沈黙が眠る頃はリフやドラムが1番メタルらしい曲
ボーカルはサビがかなり高音でそれ以外はほぼグロウルやシャウト、さらにホイッスルボイスを使い分けている、もはや京は化け物である(笑)
14曲目のDOZING GREENも素晴らしい!元々シングル曲なのだがこの曲の世界観や構成がUROBOROSを作る上でかなり重要なテーマになったと思われる
ラウドに対応したヘビィな音作りや京のボーカルスタイル、独自に作り上げてきた世界観が高次元でミックスされている
最後のホイッスル4連発には度肝を抜かれた…(笑)
今回のUROBOROS であるがVINUSHKAについて語りすぎて他の楽曲についてあまり触れられなかった(笑)
もちろん触れられていない他の楽曲も1つ1つ素晴らしい!!
常に自らの音楽性を変え、進化し続けてきたディルだがこれが1つの完成系なのではないだろうか…私はそう感じた
素晴らしい名盤…聴けば聴くほど深い世界観にハマっていくこと間違いなしであろう
余談だがこのアルバムにはオリジナルとリマスター版があり、後者の方が音質が段違いにいいので買うとしたら後者がおすすめだ
満足度:100点
お気に入りの曲:全部
- アーティスト: Dir en grey
- 出版社/メーカー: free will (SME)(M)
- 発売日: 2008/11/12
- メディア: CD
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ANGEL OF SALVATION
日本を代表する本格派メタルバンドGALNERYUSの8thアルバム
メロスピ色が強いこの作品は小野さんの突き抜けるハイトーンボイス、疾走感溢れるパワフルな演奏を存分に堪能できる素晴らしい出来になっている!
1曲目REACH TO THE SKYはインスト、自分の中ではインストはこれが1番かっこいい
2曲目のTHE PROMISED FLAGから突き抜ける爽快感と疾走感が素晴らしい!!
新生ガルネリでのFlagシリーズは初だろうか
山B時代からあるこのFlagシリーズ…これらにハズレはない!
とにかく現メンバーの魅力が存分に感じられる曲になっている
中でもお気に入りはスラップ奏法を交えたベースソロだ!
3曲目のTEMPTATION THROUGH THE NIGHTはどこか艶やかさを感じさせる
ただ速いだけがメタルではない…色々なレパートリーを試していていい
6曲目のHUNTING FOR YOUR DREAMはアニメハンターハンターのエンディングテーマに起用された曲
タイアップ曲ともあってテンポは抑えられているが随所に激しい演奏があり、メンバーの演奏力が伝わってくる
9曲目の表題曲ANGEL OF SALVATIONはバンドを代表する曲DESTINYをも上回るクオリティーを誇った素晴らしい楽曲となった…前奏のオーケストラからメンバーの演奏に入る瞬間の高揚感から素晴らしい
約14分あるのだが展開が多様で聴いていて飽きさせない…!それほどに素晴らしい楽曲なのだ!
シンフォニックとガルネリの相性はやはり言うまでもなく最高であり鬼に金棒である
中でも曲中約8分辺りから始まるギターソロがお気に入り、バイオリンを連想させるようなフレーズがありテクニカルなソロになっている!!
この曲は私が今まで聴いてきた邦楽史上間違いなくトップクラスの名曲…1度ライブで聴いてみたい…
こんな素晴らしい曲を聴かせてくれて心からガルネリにお礼を言いたいくらいだ…ありがとう!!
今回のアルバムは表題曲ANGEL OF SALVATIONが素晴らしすぎる!!
間違いなく新生GALNERYUS、いや長いGALNERYUSの歴史をの中でも素晴らしい、バンドを代表する1曲だ!
メンバーもだいぶ歳をとったけれど、これからも最高のメロスピを聴かせててくれたらありがたい。。
満足度:96点
お気に入りの曲:REACH TO THE SKY、THE PROMISED FLAG、TEMPTATION THROUGH THE NIGHT、HUNTING FOR YOUR DREAM、ANGEL OF SALVATION
- アーティスト: GALNERYUS
- 出版社/メーカー: バップ
- 発売日: 2012/10/10
- メディア: CD
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AWAKE
日本の人気ロックバンドL'Arc~en~Cielが出した10thアルバム
今回は戦争がテーマとなったアルバムであり、世界観が統一されたアルバムは7thアルバムであるray以来である!期待が高まる!
1曲目のNew Worldはドラムのyukihiro作曲としては珍しく明るくポップな曲だ
というのもhydeとの合作だったからだと思うが、爽快感のある曲でサビの高音メロディーがたまらない
2曲目のLOST HEAVENは鋼の錬金術師の映画で劇中歌としてながれた
ロックであるながらどこか哀愁を漂わせている曲であり雰囲気がいい
3曲目の叙情詩はken曲の美しいメロディーにhydeの強みである抒情的な歌詞が最高のマッチングをしている!!旋律美ともいえるようなメロディーを生み出すken…さすがの作曲センスだ!!
4曲目のTRUSTはアルバム曲の中でかなり好きな曲だ
戦争がテーマということもあり戦争をにおわせる部分があり最後には平和を願っている
7曲目のMy Dearは静かなバラード、キーボードはライブだとkenが弾いているが不慣れなためか緊張が目に見える(笑)
この曲も世界平和について歌詞が書かれておりhydeの世界平和に対する想いが込められている、親になり昔より丸くなったのだろうか(笑)
9曲目の自由への招待はかなりキャッチーな曲、個人的にはあまりポップすぎるのは…(笑)
11曲目の星空はもうアルバムのラストを飾るかのような存在感、クオリティを誇る曲だ(実際にはあと一曲ある)
この戦争が終わったかのような壮大かつ優しい曲…まさに今回のアルバムの最後にふさわしいのではないだろうか!?
戦争している国にでも流してやりたいくらいだ!!
12曲目のtwinkle, twinkleはもう私の中では完結してしまったAWAKEの物語のエンドロールのような位置づけの曲(笑)
tetsuがスラップ演奏を用いる数少ない曲である
今回のAWAKEは戦争というコンセプトの基に作られたアルバムなのだがやはりこういった統一感のあるアルバムはいい!
ぜひまたこういったコンセプトを持たせたアルバムを作ってほしいものだ…
満足度:91点
お気に入りの曲:New World、LOST HEAVEN、叙情詩、TRUST、My Dear、星空
SENSE
ヴィジュアル系ロックバンドvistlipの4thミニアルバム
今回はSENSEだけあって五感に訴えかけてくるようなテクニカルな曲が多い気がする
1曲目のchaplinは珍しくヘヴィな音作りの曲でシャウトが多めに登場する!
3rdミニアルバムのGROSTERのような重い雰囲気でカッコイイ曲になってる
2曲目のImitation Goldも割と重めなサウンドなのだがサビがvistlip感全開で安心する
3曲目はこのアルバムのリードトラックでLa Vistaだ
演奏がないボーカルだけの静寂パートと演奏が入った時のギャップを効果的に使っているような印象だ!
サビのタッピングでピロピロしてるのが好き
ラストサビなどのドラムロールなどテクニカルな部分が散りばめられている
4曲目のAs You Know.からは打って変わっていつものvistlipの雰囲気に戻る
5曲目のRosalia Lombardoも優しい雰囲気
6曲目の彩は再録バージョンでありかなり昔よりヘヴィになっている
個人的には最初のリフが某ヴィジュアルメタルバンドであるデ〇ルの羅刹国かと思ったが(笑)
今作は個人的にはアルバムLAYOUTのREM SLEEPなどで培った世界観を継承している気がする(La Vistaなど)
最近のvistlipは曲のクオリティが断然上がってきている、しかしそれにより元々あった耳にすんなり入ってくるキャッチーさが時折かけてきているように見える!!
持ち味のキャッチーさを失わないように正統進化していってもらいたい!
満足度:74点
お気に入りの曲:chaplin、Imitation Gold、La Vista
- アーティスト: vistlip
- 出版社/メーカー: Marvelous Entertainment Inc.LDC(PLC)(M)
- 発売日: 2016/03/30
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Phoenix Rising
前作RESURRECTIONでまるで不死鳥のように蘇った国産最高級のメタルバンドGALNERYUSの7thアルバム
ジャケットから不死鳥ぶりを伺わせる1作だ(笑)
2曲目のTear Off Your Chainはいきなりツーバスドコドコの疾走キラーチューン
鬼気迫るようなキーボードのメロディーがいい
演奏陣も気合が感じられる!サビ前の上がっていくところが最高だ!!
小野さんのハイトーンもキレッキレで素晴らしい
3曲目のFuture Never Diesはpvが用意されていて一応このアルバムのリード的な曲
サビがキャッチャーだし一般受けが良さそうな曲だ!!
この爽やかさは山Bには出せないだろう…小野さんならではだ
ただ漢クサかった昔のガルが好きな人にとっては受け付け難いかもしれない
4曲目Spirit Of Steelは変拍子で始まるテクニカルな曲
一見ノリにくいかと思いきやサビはコーラスとともに盛り上がる!
5曲目Scarsは切な系メロスピで所々で使われているシンセが泣かせる
ギター、キーボードソロの部分がドラムとともに畳み掛けるような演奏でありグッとくる!!
その後のラストサビが素晴らしいメロディーライン!!
海外のバンドにはないようなメロディーでどこか和を感じさせる
7曲目のT.F.F.B.も間違いなく名曲なのだがタイトルが何を意味しているのか実はわからない(笑)誰か知っていたら教えて欲しいものだ!!
毎回思うがギターソロはすごいがそれと同じフレーズを弾くベースもすごい(笑)
8曲目No More Tearsは感動のバラード、ラストの転調みたいな展開からの高音が素晴らしい
9曲目のBash Out!は盛り上がる1曲!!アツイ魂が感じられる!!
全体的に見て良い曲ぞろいのバランスのいいアルバムだ!!
正直destinyのような代表曲格はないが80点越えの曲が多いみたいな印象
ともあれ今作も出来のいいアルバムになっており完全に新ガルネリの勢いが感じられる!!
このままメタル街道のど真ん中を突っ走ってほしいものだ!!
100点満点中:90点
お気に入りの曲:ほぼ全て
- アーティスト: GALNERYUS
- 出版社/メーカー: バップ
- 発売日: 2011/10/05
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REAL
L'Arc~en~Cielの暗黒期??(笑)一時期解散も噂されていた非常にピリピリした時期に出された8thアルバムだ!
ハードロック色が強いアルバムになっている!!hydeはこういう路線がやりたくなったらしくだみ声などを多用しているがこういった変化が彼をラルク脱退したいという方向へ向かわせたのだろうか…?真相は謎だ!
2曲目のTHE NEPENTHESは激しいロックチューンになっていて珍しくtetsuがスラップ奏法でベースを弾いている!ギターもかなり歪ませていて珍しい!
3曲目のNEO UNIVERSEは打って変わってまるで鳥になって飛んでいるかのような爽快感が味わえる(笑)サビは結構高くて歌うのが大変そうだ…現に最近はライブで半音下げて歌っている!
ken作曲なのだが本当に曲を作る才能が素晴らしい…この曲が出されたのがちょうど2000年の幕上げぐらいの時期であり、新しい時代の幕上げににふさわしいような新鮮な曲になっている!!
5曲目のLOVE FLIESは一応シングルなのだが知名度というか人気も低い(笑)
私は結構好きなのだが…ラストサビのコーラスとボーカルの掛け合いがいい!
7曲目のStay Awayはイントロのかなり歪ませたベースの音が最初ギターだと思っていたので驚いた(笑)ベースソロ素敵である(笑)ライブではtetsuがお気に入りのバナナを投げてくる(笑)
pvではメンバーが踊っており(合成)、「最近のラルク踊るんだって」とCMで度々流れた
8曲目のROUTE 666はロックな疾走感のある1曲、曲中にベースソロがありその後のギターソロへの流れが好き
9曲目のTIME SLIPはどこか懐かしく哀愁漂うようなバラード
ふと昔を思い出したりアルバムを見ながら聴いたりしたら泣きそうだ(笑)
hydeはライブで音程が不安定だったりムラがあるが表現力が素晴らしいと思うので、この曲も素晴らしい出来になっている!
11曲目のAll YEAR AROUND FALLING IN LOVEはなんだろう…切ない(笑)
きっと当時リアルタイムで聴いていたらラルクが終わってしまうかもしれない現状と照らし合わせ泣いてしまいそうな…爽やかな音に儚さが込められている
ラルク暗黒期ともあってアルバムの出来に不安が生まれただろうが安心してほしい…質の高い曲が揃ったアルバムが生まれてきた!!(笑)
ハードロック調の荒々しい曲たちがメンバー間のぶつかりをイメージさせるがNEO UNIVERSEのように爽快感の塊のような曲も揃っている…その爽やかさが逆に終わりを連想させそうだが…(笑)
しかしラルクは結果的に見れば解散せず今も活動してくれている!!(最近はほぼしていないが…)
きっとリーダーtetsuの努力のおかげであろう…ありがとう!!
100点満点中:90点
お気に入りの曲:ほぼすべて
- アーティスト: L’Arc~en~Ciel,hyde,tetsu,岡野ハジメ,亀田誠治,Hajime Okano,Chokkaku
- 出版社/メーカー: キューンミュージック
- 発売日: 2001/07/04
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