日々ロック

ここは気ままにロックやメタルやⅤ系が好きな管理人が好きなバンドのCDを語り採点していく場所*あくまで個人的な感想なのですべてを鵜呑みにしないこと

THE MARROW OF A BONE

Marrow of a Bone

前作からラウドロック寄りの姿勢になり海外にも音楽性が評価され始めたヴィジュアル系メタルバンドのDIR EN GREY6thアルバム
今作はより狂気に満ち溢れたアルバムになっており全編シャウトだけの曲も多くギターやドラムの音作りもよりヘヴィになっている!!
1曲目CONCEIVED SORROWはバラードから始まる、美しいメロディーラインでありサビはなかなかの高音になっている
2曲目LIE BURIED WITH A VENGEANCEからヴォーカルの京のシャウトが思う存分聴ける!!この頃はまだグロウルを完全には使いこなしていないので感情任せの荒々しいシャウトなのだがそれがいい!!
4曲目はPVがなかなか問題作であったAGITATED SCREAMS OF MAGGOTSだ!!
ギターのリフが完全にメタル寄りのリフでありドラムやベースも昔と比べてかなりヘヴィになった!!さらに全編シャウトで暴れている!!
疾走キラーチューンであり大好物だがライブではもっと速いバージョンをやっておりアルバム収録の速さだと少し不満だ(笑)
5曲目のGRIEFは京の何言っているかわからないが感情が存分に込められたヴォーカルが醍醐味の曲でありホイッスルボイスも少し顔を覗かせる!!
6曲目の凌辱の雨はシングルで先に出されたがそれとは少しアレンジが変わっている
9曲目の艶めかしき安息、躊躇いに微笑みは静かなバラードなのだがこの激しいアルバムにこういう曲が来るからこそいい!!
しかもこのアルバムのバラード3曲はどれも名曲だ、素晴らしい!
13曲目のCLEVER SLEAZOIDは激しくヘヴィな今作のラストを締めるにふさわしい曲だ!
京はもはや何言ってるかわからない(笑)そして疾走する演奏
もはやV系などという分野では収まらない彼らの唯一無二の音楽性を示してくれる1曲だ!
このアルバムを出した頃のDIRは1番ラウドロックの畑に進軍しようとしていた時期だったかもしれない
メイクをやめ音楽性もよりヘヴィにラウド寄りになった
既存のいわゆるバンギャなどはこの作品で随分離れた人もいたらしいが仕方がない
DIR EN GREYは一般受けなど微塵も考えずに自分たちのスタイルを突き通している素晴らしいバンドのうちの1つであり
今作も自分たちのバンドのテーマである痛みをより表現するために音楽性がよりヘヴィになっていったのだろう
ただのV系だと思って敬遠してるやつはぜひ聴いてもらいたい。
そして海外のニューメタル顔負けの楽曲をぜひ聴いてほしい。

100点満点中:88点
お気に入りの曲:CONCEIVED SORROW、AGITATED SCREAMS OF MAGGOTS、GRIEF、凌辱の雨、艶めかしき安息、躊躇いに微笑み、THE PLEDGE、CLEVER SLEAZOID

Marrow of a Bone

Marrow of a Bone