Withering to death.
ヴィジュアル系バンドDIR EN GREYの5枚目になるアルバム
デビュー当時から奇抜な容姿と激しい音楽性から目立っていたがこの頃は特に奇抜さが目立つように思える
音楽性的には脱v系の片鱗が見え始めラウド寄りになっている
1曲目のMerciless Cultはリフが好みの曲
2曲目のCは曲名通りわかりやすくノリやすい曲でかっこいいだ!
イントロが前曲からつながっていて流れがいい
3曲目はグロテスクで残虐な内容のPVで海外でも話題になった朔だ!
PVの内容としては少年が両親を殺害するといった内容になっているのだが、メンバーの容姿が奇抜で怖くグロテスクな表現が多々あるので公の場で流れるものは規制がかかっている
曲としての出来も申し分なく間違いなくディルを代表曲する1曲だ!!
4曲目の孤独に死す、故に孤独。は歌詞が印象的
「違うと願うのは後ろ向きの唯一の救いであり」とだい病んだ内容になっている(笑)
5曲目の愛しさは腐敗につきはバラード調の曲である
ディルのバラードはメロディーラインがよくハズレがあまりないと個人的に思う
8曲目のMachiavellismはライブで盛り上がる曲でこのアルバムではCと並んでキャッチーな曲になっている
10曲目のThe Finalは京が自分の今までの人生を歌詞にした曲だ
ボーカルがシャウト少なめできっちり歌っていてラストサビではなかなか高音のメロディーを歌いあげている
THE UNRAVELINGというミニアルバムで後に再録をしているがこの頃の方が断然いい
13曲目の悲劇は目蓋を下ろした優しき鬱は静かなバラード
この曲もやはりメロディーラインがいい!!感動ものだ!!
また歌詞もよく京の生きることについての考えなどが詰められているように感じる
ディルのバラードのなかでも1、2位を争うほど好きな曲なのだがライブだとサビをオク上で歌いだすのが少し嫌いだったりする(笑)
14曲目の鼓動はPVが朔の続きになっているらしい
内容としては親を殺した少年の妹がレ〇プされて自殺するといったものだ
イントロの打ち込み、ベースのスラップ、ギターソロのワウ、そして京のボーカルのすべて最高の1曲!!
特にcメロの感情をすべて込めたようなシャウトが素晴らしい!!
私がディルにはまったきっかけのような曲で今でも大好きな曲だ!!
Withering to death.が出された頃ディルはメンバー間の仲が非常に危く解散寸前だったらしい
それゆえの病んだ歌詞や京のライブでの自傷行為などがディルの個性をまた1つ引き出してくれたのかもしれない
他のバンドにはない唯一無二のディルのスタイルは中毒性が非常に高く一度ハマったら抜け出せないだろう
私は最初ディルが怖くて嫌いだったが今となってはライブに足を運ぼうとまでしている(まだ行ってない)
鼓動やファイナルから聴くと入りやすいかなと思う(笑)
100点満点中:89点
お気に入りの曲:Merciless Cult、C、朔、The Final、悲劇は目蓋を下ろした優しき鬱、鼓動